2016年5月アーカイブ

2016年5月31日

オス、メスはいつ決まる?

皆さんこんにちは!昆虫大好き北爪です。

 

先日お話しした、マムシグサについてもう少しお話しします。

 

突然ですが、皆さんに質問です。生き物の性別はいつ決まるでしょう? 

 

動物だったら受精して体が出来るとき。
植物は基本的に両方の性別を持っていて、ときどき別々に持っているものがいる。
と思う人が多いと思います。

  マムシグサも別々の性を持っている植物です。 

 

ところが!!

 

マムシグサはその性別がコロコロ変わる植物なのです!

 

ある年はオス、次の年はメスと性別を変えていきます。

オスとメスは花のような部分の中にある棒のようなものの色で見分けることが出来ます。

マムシグサ♂.jpgマムシグサ♀.jpg

左がオス、右がメスです。
オスが茶色~黒、メスは緑色をしています。

なぜ、そんなことが起こるのか…

それは、根っこの栄養状態によって性別が決定するからなのです!

 

実はマムシグサは、サトイモの仲間で根っこには芋がついています。
その芋に栄養を溜め込み、芋が大きくなるとメスになります。
反対に栄養が少なく、芋が大きくならないとオスになります。

 

マムシグサが大きく育つことの出来る土地では種をまくためにメスになり、
育つのが難しい土地では次の世代が大きく育つことの出来る土地に移動するためにオスになり花粉を運んでもらっているのかもしれません。

 

面白い特徴もマムシグサ本人からみると、しっかりした理由があると感じました。

 

マムシグサのオス・メスの判別方法は仏炎苞(文中:花の部分)にある付属体(文中:棒のようなもの)の色で判別することが出来ます(北爪)

2016年5月23日

昆虫界の建築家

皆さんこんにちは。昆虫大好き北爪です。 

本日は、学園を流れる川周辺で見ることの出来る昆虫を紹介します。 

 

こちらです。

トビケラ2.JPGトビケラ1.JPG

この昆虫は、トビケラと呼ばれる昆虫です。

 

以前紹介したカゲロウと同じ水生昆虫の仲間です。

幼虫は学園内の池や川の中で、成虫は水辺や学園内の明かりに集まっているところを見ることが出来ます。 

 

この昆虫の一部の幼虫は家を作ることが出来ます。
材料は様々で砂や葉っぱ、木の枝など様々です。

 

ここで問題です。写真中央部にトビケラの幼虫の家があります。
この家の材料は何でしょう。(中央部の棒状のものです)

トビケラ3.JPG

実は葉っぱで出来ています。
葉っぱを張り合わせるだけでなく、四角形に切り取って張り合わせているのです。

 

人間がきれいな四角形を道具を使わずに作るのは至難の業です。
しかし、この幼虫は設計図や道具を使わずにきれいな四角形を作り上げてしまうのです。

 

 来園した際に器用な生き物をみるのはいかがでしょう。

 

池や川周辺は滑りやすくなっています。観察する際はお気をつけください。(北爪)

2016年5月22日

動物の名前のついた植物

皆さんこんにちは!昆虫大好き北爪です。

 

本日は学園内に生える動物の名前がつく変わった植物を紹介します。

 

こちらです。

マムシグサ1.JPG

この植物の名前は「マムシグサ」といいます。

 

そう、蛇のマムシです。
いったいどこが似ているのかといいますと…

茎のところです

マムシグサ2.jpg

茎に見える部分(偽茎という葉の一部)の模様や色が似ているためといわれています。
私は実際にマムシを見たことはありませんが、茶色に近い色で白色のまだら模様は、
マムシの特徴に良く似ています。

 

さらに…

 

マムシグサは本物のマムシと同じように毒をもっています。
毒の種類まで同じではありませんが、強い毒を根や実に持っています。
園内の植物を食べにくるシカもこの植物は食べません。 

 

動物に食べられないための知恵に関心します。 

 

しかし、強力な毒を持っているマムシグサはどうやって種をまくのでしょう

園内に分散して育っているため、誰かに運んでもらっているのは確かなのですが
誰が運んでいるかはわかりません。 

 

またマムシグサの実が出来たら食べている生き物がいないか観察したいと思います。

 

マムシグサは園内の各所で見ることが出来ます。口に含む、植物の汁に触る等の行為はご遠慮ください。
球根の汁に触れると炎症を起こし、誤って口に含むと口からのどにかけて激痛します。
ご注意ください。(北爪)

2016年5月18日

意外なところに...

皆さんこんにちは!昆虫大好き北爪です。

先日学園内のある場所にある生き物の巣を発見しました。

 

こちらです。

ari1.JPG

さてどこでしょう?

答えは真ん中にある穴です。

もっと近づくと・・・

ari2.JPG

いました!
この穴を作った正体はアリでした。

アスファルトの下にある砂を掘り出して見事に巣を作っています。

しかし、あたりを見るともっと掘りやすそうな地面がたくさんあります。
「ど根性植物」ならぬ「ど根性アリ」といったところではないでしょうか。

 

もしかすると頑丈な壁を求め、あえてアスファルトの下に巣を作っているのかもしれません。

 

ふとした疑問も、こういう理由だからではないだろうかと考えてみると
毎日がより楽しくなると感じる発見でした。

(北爪)

2016年5月17日

学園の池に新たなお客さん

こんにちは!昆虫大好き北爪です。 

当学園の池に新たなお客さんがやってきました。 

こちらです。

kamo.JPGkamo2.JPG

カモです。

羽の色やくちばしの色が異なるので恐らくペアなのではないでしょうか。 
2羽で仲良く水面を泳いだり、くちばしで池の底をすくっている様子を見ることが出来ます。 

 

さて、そんななか肝を冷やしているのは、池にたくさん住んでいるおたまじゃくし達です。 

無事に大人になるために逃げ足が速くなったり、カモに見つからないような隠れ場所を見つけるなど、小さいながらもサバイバル術を駆使しているようです。 

 

カモは毎日来るというわけではないので、時々ご飯を食べにきているのでしょう。
カモを見ることができた日はラッキーだと私は思っています。 

 

来園した際は、学園の池の様子もぜひご覧ください。(北爪) 

2016年5月16日

身近な春の花と言えば

こんにちは!昆虫大好き北爪です。 
本日は皆さんの身近にある植物を紹介します。 

 

こちらです。

タンポポ①.JPGタンポポ②.JPG

タンポポです。
当学園の運動場にたくさん咲いています。

綿毛のタンポポも増え、
タンポポの黄色い花が咲いていたときとは少し風景が変わってきました。

しかし、綿毛の時期が終わるとタンポポはどこへ行ってしまうのでしょう??

枯れてしまうと思っている方もいると思います。
また、学園の近くにはシカがたくさん住んでいます。
彼らに食べられてしまったのでしょうか??

 

実は、タンポポは枯れずに残っています。

ロゼットと呼ばれる地面に張り付くように葉を伸ばす形態に変化しているのです。
地面にぴったり張り付いていれば、シカに食べられにくくなります。 

また来年も黄色のきれいな花を咲かせてくれるでしょう。

 

(北爪)

2016年5月14日

ハチトラップ仕掛けました!

こんにちは!昆虫大好き北爪です。

先日、学園敷地内にハチトラップを仕掛けました。

ペットボトルにハチを集める液を入れて木につるしています。

第1ファイヤー 近.jpg

ハチが活発に飛び始めるのはもう少し先のことですが
早めに仕掛けるのには理由があります。

 

それは…

 

女王蜂を捕まえるためです。

子どもを作ることが出来るのは女王蜂だけなので
女王蜂を捕まえることは、蜂の巣を一つ退治することと同じくらい効果があります。

 

刺されるととても痛いハチですが、彼らも好きで刺すわけではありません。
巣を守るためであったり、自身が攻撃されたときなどです。

近づいてきたときは静かにその場を離れる。
ハチを刺激しなければ刺されることはありません。

 

観察することがとても難しいハチですが、標本などを見る機会があれば観察してみてください。
ハチは昆虫の中でもかなりかっこいい生き物だと私は考えています。

 

※ハチトラップには常にハチが集まっている可能性があります。
 不用意に近づくことはお控えください。(北爪)

2016年5月 6日

霧降高原に行ってきました!

こんばんは!小野田です。

 

昨日、ちょっと足をのばし霧降高原のキスゲ平まで遊びにいってきました。

足をのばしたといっても当学園から30分ほどですが、標高1300mを超える高原は別世界clover

とても雄大な景色が広がっていました。

遊歩道&小丸山小.jpg遠景.JPG

天気もよく、日光の市街地を眼下に眺めながら、那須方面の山々まで見渡すことができ

開放感は抜群!とても気持ちよく遊歩道を歩くことができました。

 

そんな霧降高原キスゲ平は、名前の由来となった「ニッコウキスゲ」の群落が有名ですが

旬はまだまだ先の季節・・・

という訳で、今の時期は一足先に春を告げる「カタクリ」が見ごろを迎えていましたeye

カタクリアップ.JPG

カタクリワイド.JPG

小さくてかわいい紫の花ですが、草原一面に広がり、とてもキレイnote

 

このカタクリですが、春になると一番最初に花をつけ、あっという間に花期を終えてしまう様子から

「スプリングエフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれている早春の草花のひとつです。

 

まさに、カタクリが見ごろを迎えているキスゲ平ですが、実はカタクリの後に咲く花がもう準備万端good

来週、再来週あたりは「アカヤシオ」が見ごろかな・・・

日々移り変わる自然ですが、そんな「今だけの自然」を皆様もお楽しみくださいsign03

 

日光市霧降高原キスゲ平園地のHP

http://www.kirifuri-kogen.jp/index.html

 

<小野田(ビスコ)>

2016年5月 4日

こんにちは!昆虫大好き北爪です。

林間学園のそばには小川がたくさんあります。
私は最近その小川のあたりをよく散歩します。

 

なぜって??

 

もちろん昆虫がいるから!!

 

川には必ずといっていいほど昆虫がいます。
そのうちの1種類を紹介します。

 カゲロウ1.JPG カゲロウ2.JPG

これは、「カゲロウ」という昆虫です。
一生の一部またはすべてを水辺で過ごす、水生昆虫の仲間です。
体長は数mm~4cmほどの小さい昆虫です。注意して観察すると見つけることが出来ます。

最初に羽を手に入れた昆虫の仲間ではないかといわれています。

カゲロウという昆虫。実は、成虫になると、あっという間に死んでしまいます。

長くて1週間ほど、短いと5時間くらいで死んでしまう種類もいます。
セミもびっくりの早さです。

 

では成虫は何をするのかというと……

 

結婚相手を探して、卵を残すこと。
これだけです。

 

あっという間に死んでいってしまう様子が陽炎のようにはかないことから「カゲロウ」と名前が付いたとさえいわれています。

そんな子孫のために一生懸命なカゲロウを見てみるのはいかがでしょう?

(北爪)

*カゲロウは当学園の炊事場そばの川付近を飛んでいます。日中、夜間ともに観察することが出来ます。
 夜間に見るときは暗くなりますので足元にお気をつけてください。

2016年5月 2日

戦場ヶ原の鳥

GWが始まり、学園周辺では日々、東照宮に訪れる方の渋滞が起こり、賑わっています。文化遺産も良いですが、自然も良い日光です。

この時期の戦場ヶ原は、様々な植物の芽吹きがとても可愛らしい時期です。そして、木々が茂っていないことから、鳥たちの活動を観察するにはもってこいです!

2016.4戦場ヶ原.JPG

ノビタキ(左下)やコゲラ(右下)が、元気に活動していました。

2016ノビタキ.JPG 2016コゲラ②.JPG

コゲラが、懸命に木の中から木くずを出している場面に遭遇しました。一生懸命すぎて、近づいても逃げずに頑張りを見せてくれました。穴を深くしているのか、何かエサとなる生き物でもいるのでしょうか、とにかく「必死」そうでした。

 2016コゲラ①.JPG 2016コゲラ② (2).JPG

 また、昼過ぎに歩き始めましたが、数時間後には雪が舞ってきました。気がつくと、木道にはうっすら雪が積もっています。

「さっきまであんなにいい天気だったのに!」とすれ違う人々が口にしていました。山の天気は変わりやすいですね。天気予報をよく確認し、赤沼情報センターなどによってから歩くと、よりよく過ごせると思います。5月に入りましたが、是非あたたかい格好の準備もお忘れずにお越しください。

2016木道雪2.JPG 2016木道雪.JPG

同じ木道を歩いても、行くたびに見れるものが変わる戦場ヶ原。是非GWもおススメです!

 

<棟方(びっきー)>